なぜ私が保険診療をやらなかったのか――開業当初から自費にこだわる理由

こんにちは、TRAINER大川鍼灸整骨院(併設:メディカルストレッチ)の大川です。

今回は少し真面目なお話をさせていただきます。
「保険て効かないんですか?」と聞かれることがあります。
実は、当院は2013年の開業当初から完全自費で運営しています。
今でこそ自費治療が増えてきましたが、当時はまだ少数派でした。

では、なぜ私が最初から保険診療を選ばなかったのか。
その理由は、私の師匠の言葉にあります。


■ 嘘の請求で“治療”と呼べるのか?

私の師匠はこう言っていました。

「普通の整骨院みたいに、
保険請求のために“ねんざ”とか書いて、
実際は1人10分を流れ作業でこなして何回も通わせて……
それが本当に患者さんのためになるのか?」

この言葉が、今でも頭に残っています。

もちろん、すべての保険診療が悪いとは思っていません。
ですが、当時の整骨院業界には
「本当に治すよりも、とにかく来させる」ことが目的になってしまっている院も多くありました。

私には、それがどうしても受け入れられませんでした。


■ 1人ひとりに本気で向き合いたかった

保険で1人10分の施術を1日30人、40人……
それをこなしていては、目の前の人と本気で向き合うことはできません。

私がやりたかったのは、
「一人ひとりにしっかり時間を取り、
その人の生活・趣味・仕事を含めて、身体を根本から良くすること」
でした。

そして何より――
「本気で治したい人」や「プロ選手が求める施術」は、
あの頃の保険診療の中にはなかった
、と私は感じていました。

現場に立っているからこそわかる、
もっと深く、もっと本質的に身体に向き合う施術。
それを提供するには、時間にも方法にも縛られない環境が必要だったのです。


■ 今、やっと時代が追いついてきた

当時は「え?保険効かないの?」と言われることばかりでしたが、
今は「本当に体を見てくれるところがいい」「健康にお金をかけたい」という方が増えてきました。

特に、仕事に責任を持つ会社役員の方や、
真剣にゴルフやスポーツを楽しむ方
には
「ここに来ると、自分の身体と向き合える」と言っていただくことも増えてきました。


■ おわりに:私の“軸”はずっと変わりません

保険診療をやらないというのは、単なる制度の話ではなく、
「誰のために・どんな施術をしたいか」という私自身の軸の話です。

これからも、「今のままでいいのかな」「このまま年を取っていっていいのかな」
そんな風に感じている方の体と人生に、少しでも寄り添える場所でありたいと思っています。


📌 追伸

「自分もそろそろちゃんと身体と向き合いたい」
そう思った方は、一度ご相談ください。

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